2004年09月06日
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猛暑の後に訪れる悪夢の9月・いかにして過労ダウンへの道を辿ったか

Written By: 川俣 晶連絡先

 過労でダウンしてまだ回復していないので、短く要約して書きます。

 この夏は、仕事も私事も含めて、作業内容が劇的に増えていました。しかも、あまりに問題が多く、意図したスケジュールが大幅に遅延する仕事も含まれていました。(まだ終わっていない仕事もいくつか……)

 仕事で多少無理をする局面もありました。

 父も入院しました。

 猛暑も記録的な長さで続きました。

 血圧も上がり気味の状況が続きました。

 そして、ようやく秋の入り口が見えてきた頃には、明らかに過労の兆候が見えていました。ここは、静かに心と身体を休めなければならないと分かりました。ここで無理をすることは、寝込むか、最悪は入院という事態に陥りかねません。

 そこで、かなり前から入れたスケジュールで2日連続出かける羽目になりました。無理をして行きました。

 うち1つは、もっとも緊張を強いられるものでした。(何せ、これからJIS規格を書くんだよ!)。更には慣れない書類を書く宿題までもらって緊張絶大。

 それらが終わってみると、本当に限界を超えた感じでしたが、更には返事を書くのが大変なメールが次から次へと舞い込んで、それらへの対処はまだ出来ていません。

 メールの中には仕事関係のものもあります。しかし、ずっと連絡がなかった人から急にメールが来たりするパターンが繰り返されています。また、オータムマガジンの読者からのメールも立て続けに2通。批判的な意見なので、事実関係を確認して返事を書くのはとても時間を食いますので、まだ返事を書けていません。そもそも読者からのメールなど、普通なら3ヶ月に1通もあれば良い方です。しかも、返事に手間を食う批判的なメールは多くありません。それにも関わらず、9月初頭という極めて短い期間に2通も来たのは異常事態と言えます。

 と言うわけで、一昨日、昨日と完全にダウンして寝ていました。むしろ、起きて無理をすると後が怖いから、自ら強制的に自分を寝させたと言った方が良いでしょう。

なぜ9月初頭なのか §

 なぜ9月初頭に集中したのでしょうか。

 単なる偶然でしょうか。

 偶然によって特定時期に忙しさが集中することは過去の経験上確かにあります。

 しかし、マーフィーの法則にも科学的な根拠がある(月刊日経サイエンス1997年7月号参照。わざわざ調べて下さったbiacさんに感謝)のと同じように、何か理由があると思っても良いような気がします。

 そこで、この時期が季節の変わり目、特に記録的な猛暑が終わった直後のタイミングであることに注目してみました。猛暑の期間は、体力が無駄に消耗されていて、誰の活動も抑制されていたと考えられます。しかも、今夏は記録的に長く猛暑が続いていました。活動の抑制も、例年より高い水準になっていたと考えられます。猛暑の終了によって、蓄積された大きな抑圧が解放され、多くの人がほぼ同じタイミングで積極的な行動に転じた、と考えることはできそうです。(検証はできませんが)

 しかし、全ての人がそうではなく、やはり長期間の暑さにばててダウンしている人も少なくないような気がします。

 もし、このような考えが正しいとすれば、この忌々しい今夏の猛暑こそが諸悪の根源ということになります。私は暑いのは嫌いですが、ますます嫌いになりました。夏と冬のどちらが好きかと言われたら、迷わず冬を取ります。少なくとも、真冬の12月に浜離宮恩賜庭園を歩くことは問題有りませでしたが、猛暑の中、真夏の太陽照りつける昼間に歩くのはあまりに過酷すぎます。